【第Ⅰステップ】資産を上手に遺す 生命保険の賢い活用法~ 生前贈与を有効活用・効果的に資産を移転 ~

「生前贈与」は、基礎控除を活用し税率が低い年間310万円までが効果的です

  • point1
  • 贈与税基礎控除額の110万円を差し引いた残りが200万円までは税率10%
  • point2
  • 2015年以降は、410万円まで税率が15%ととなり負担を抑えることができます

相続税増税の概要

310万円を資産移転すると1年あたりの税額は20万円、実効税率は6.5%です

(1)贈与額310万円-基礎控除額110万円=課税価額200万円
(2)課税価額200万円×税率10%=贈与税額20万円
(3)贈与税額20万円÷贈与額310万円=6.5%

  • point1
  • 毎年310万円を資産移転すると、非課税枠と10%の税率を毎年活用できます
  • point2
  • 被相続資産を減らすことができ、相続税の計算上は大変有利になります
ご子息2人に対して、毎年310万円を贈与
  • case1
  • 10年間で 2人 × 3,100万円 = 6,200万円 を資産移転
  • case2
  • 対策前の課税遺産総額が1億3,000万円だった場合、
    対策後は、ほぼ半分の6,800万円まで減らすことができます
  • case3
  • 相続税に対する効果は1,140万円です
課税遺産総額 相続税 合計
対策前 1億3,000万円 2,500万円
対策後 6,800万円 960万円
贈与税 累計 400万円
▲6,200万円 ▲1,140万円

【第Ⅱステップ】資産を上手に遺す 生命保険の賢い活用法 ~ 移転した資金を生命保険にシフト ⇒ 納税資金の確保 ~

父親から、ご子息、お孫さんといった近親者へ年間310万円を贈与

  • point1
  • 贈与税は1人当たり 20万円
  • point2
  • 10年間対策すれば、20万円 × 10年 = 200万円

具体的な対策を検討してみると

(1)290万円(310万円 - 20万円)を使って生命保険に加入
契約者 ご子息 払込期間 10年
被保険者 父親 保険金額 3,450万円
保険金受取人 ご子息 年払保険料 2,900,000円
保険種類 終身保険 総払込保険料 2,900万円
  • case1
  • 10年で2,900万円の保険料で、終身で確保できる保険金は 3,450万円
  • case2
  • このケースで受け取る保険金額にかかる税金は「一時所得」です
    具体的には、3,450万円 - 2,900万円 = 550万円が課税対象
  • case3
  • 下記のように、上手に「生命保険」をご活用することで相続財産以上の資金を引き継ぐことができます。

(2)10年間でご子息に移転する金額・・・3,100万円

(3)10年間で支払う贈与税累計・・・200万円(20万円 × 10年)

(4)受け取る保険金額・・・3,450万円

(5)一時所得の対象となる保険差益・・・550万円(3,450万円 - 2,900万円)

(6)ご子息の手元に残る金額 3,325万円以上(税引き後)

子供が保険金を受け取った時の税金【一時所得の計算方法】

  • step1
  • 収入金額からその収入を得るために支出した費用を引いて保険差益を算出
    ※ 3,450万円 - 2,900万円 = 550万円 ・・・ ①
  • step2
  • 一時所得の 基礎控除額50万円 を引いて、
    ※ 550万円 - 50万円 = 500万円 ・・・ ②
  • step3
  • 残った金額を 1/2 にしたものを他の所得に合算します
    ※ 500万円 × 1/2 = 250万円 ・・・ ③
  • step4
  • 累進課税なので、税率は所得によって変わります。
    上限の50住民税含む)として、このケースの税額
    約125万円
    ※ 250万円 × 50% = 125万円 ・・・ ④